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「ローラン ボーニッシュの季節の花合わせ」

ひと足早く手にした明日発売の本、「ローラン ボーニッシュの季節の花合わせ」を今日からゆっくり読み始めました。

トップフローリスト、ローラン ボーニッシュ先生3冊目の本です。

本のはじめにある「人々の目を惹き心を魅了する花、野山に咲いている姿はもちろん美しいものですが、いくつかの花を組み合わせ、色を重ね合わせることによって見せてくれる表情も魅力的です」という一文に、フローリストの仕事が表現されているように思えます。

ブレンドでコーヒーの味を重ねわせたり、ペアリングでそれぞれの味わいを組み合わせるような、私の仕事に重なります。

先生の前書きは、「植物とともに季節の移ろいを感じられる幸せや楽しさを皆さまにお伝えできたら嬉しく思います」と結ばれています。

そんな先生にとって創作の原点は、幼い頃に休みを過ごしたロワール地方の記憶や経験なのだそう。

ロワール地方は「フランスの庭」とも呼ばれる美しい土地。

美味しいワインやチーズでも知られていますが、リンゴを味わうフランス菓子「タルトタタン」が生まれたのもこの地です。

チョコレートのオーストリア菓子「ザッハトルテ」がホテルザッハーで生まれたように、タルトタタンもホテルタタンで生まれました。

これも偶然ですが、先月から明日館で始まった、コーヒーの公開講座全3回の最終回「ワインとともに」では、ゲスト講師の小泉麻姫ソムリエが、留学先でもあったロワール地方へと誘います。

タイミングが合えば、明日館の庭を彩る花々に加えて、大きな桜の木々も咲き始めていることでしょう。

コーヒーはもちろん、紅茶やチョコレート、ワインなどを囲みながら、美味しいものや素敵なことを分かち合える幸せや楽しさを共有できたら嬉しいですね。

先生の本を手にしながら、温め始めたアイディアもありますのでいまからとても楽しみです。
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by hibaricoffee | 2023-02-14 02:22  

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