世界最高のコーヒーが待つクローズドのカッピング会へ。
2019年 06月 25日
梅雨が戻ってきた今日は、傘の手放せないいち日となりました。
そんな6月最後の休日も、クローズドのコーヒーカッピング会へ。
今回は、今期のクライマックス。
目の前に並ぶのは、世界最高の農園から選りすぐられた、ひと握りどころか、ひとつまみのコーヒー達。
かつて、味わうこととは無縁のまま、世界中でただただ消費され続けていたコーヒーを、味わいの世界でもトップレベルへと引き上げてきた、名実ともに世界最高のコーヒーです。
それからどれだけ歳月が流れたでしょう、私が胸躍らせたスペシャルティコーヒーの物語も、いまや随分遠い話しに感じます。
地に落ちたイタリアワインを、再びヨーロッパ伝統のワインとして評価させるに至った「ワインルネサンス」さえ、スペシャルティコーヒーが産声をあげてから暫くあとの話しになるのですから。
目の前に並ぶコーヒーが、いまも「世界最高のコーヒー」といえるのか、実はここ数年来、私が気を揉んできたこと。
今回のカッピングでは、はるか高みへと駆け上ってきた「世界最高のコーヒー」が、トップランナーとして走り続けてきた時の長さに、ようやっと思いを及ばせることができました。
さて、ゴールデンウィークより前から、スケジュールで埋め尽くされてきた私の「休めない休日」も今日で終わり。
来週は、走り続けてきた疲れを癒したいものですが、さてどうなるか。
疲れ切った樹や土地にも、ゆっくり休める時が訪れますように。
by hibaricoffee | 2019-06-25 02:42


