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ワインと食のプロに混じってフードペアリングのセミナーへ。

6月始めの休日は、ワインと食のプロに混じって、ブルゴーニュワイン委員会が主催するセミナー「シャブリワインのペアリングイベント 〜新ペアリングの発見〜」に参加してきました。


等級ごとにシャブリワインをテイスティングしてゆく前半。


昨年にシャブリ賞を受賞された、谷川 雄作シェフソムリエが講師として招かれ、シャブリ委員会代表として登壇した、ワイン農園主でもあるジャン フランソワ ボルデ氏とご一緒に、シャルドネというぶどうから、シャブリという土地まで、シャブリワインについてのお話しも伺うことができました。


とくに産地でのお話しは、コーヒー産地に置き換えるとさらに興味深くなる内容も多くて、ついつい引き込まれるように聞き入ってしまいます。


後半は、いよいよこのイベントで提案された新しいペアリングを実際に味わうテイスティングパーティーへ。


会場となったフレンチ「フィッシュ バンク トーキョー」の脇坂 龍太総料理長の料理が、シャブリワインとともにテーブルに並んでゆきます。


ひと皿ごと、グラスごとに、参加者同士でペアリングの感想や意見を交換しながら味わえるよう、立食スタイルでのテイスティングパーティーですが、ひとり私は、グラスと皿を手に、壇上の谷川シェフソムリエのもとへ。


もちろん、ペアリングを見極めるツボと、その魅力をわかりやすく伝えるコツを伺うためです。


コーヒー屋と自己紹介させていただくと、さすがに驚かれましたが、そんな私の質問に、とても丁寧に、そしてご自身の経験を交えながら詳細に答えてくださいました。


その内容は、ひばりこーひーが提案する新しい「コーヒー」やこれからの「楽しむ会」を通して活かしてゆきたいと思います。


さて、食に最も近いワインの世界でも、実は、フードペアリングがことさら強く意識され始めたのはここ最近のことなのだそう。


そのフードペアリングで大切なのは、あくまでも料理が主役だということ。


昨今は、巷でもペアリングという謳い文句があふれるようになったものの、料理を中心に置いていないペアリングは、総じて美味しく感じられるものではないといいます。


そのことに気がついた谷川さんは、毎日のように六本木ヒルズのスターバックスに通い始めることに。


私も知らなかったのですが、店内の棚には、料理の専門誌がずらりと並んでいて、谷川さんはコーヒーを片手に、その料理の本を端から読み漁ったのだそう。


谷川さんの「私たちもワイナリストから、フードペアリングを提案できるソムリエに変わらなければいけない」という最後の言葉が、心に響きました。


主催のブルゴーニュワイン委員会のみなさま、機会を与えてくださったワイナートのみなさま、会場のフィッシュ バンク トーキョーのみなさま、この会に携われたみなさまに心から感謝をいたします、本当にありがとうございました。


シャブリワインの魅力につきましては、さきほど主催者へアンケートと感想を送りましたので、こちらでも後日あらためたいと思います。

ワインと食のプロに混じってフードペアリングのセミナーへ。_f0203335_02152424.jpg


by hibaricoffee | 2019-06-04 02:15  

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