ひばりこーひーの新しいコーヒーをご紹介いたします
2014年 08月 14日
南米のコーヒー達に新しい顔がお目見えです。
コロンビアからは、新しく「パレスティナ農園」をご紹介します。
パレスティナ農園は、ひばりこーひーの定番「ロスカウチョス農園」と同じ地域「ウィラ」にある農園。
広いコロンビアの数ある地域なかで、最高のコーヒー生産地として必ず名のあがる2つの地域が、「ウィラ」と「ナリーニョ」です。
ともに赤道直下という恵まれた環境にある土地で、最高のコロンビアコーヒーを生み出していますが、なかでも極上なウィラのコーヒーには、これぞ「コロンビアマイルド」と唸らせる、とても繊細でかつ滑らかな飲み心地と、まろやかで甘く香り高い余韻があります。
パレスティナ農園のコーヒーは、ロスカウチョス農園のロスイドロスと同じ魅力を持ちながら、ジャスミンの香りに、甘さのなかに見え隠れする柑橘系の爽やかさ、余韻の紅茶、それも上等な高地産のセイロンティーのような印象を与えます。
そして、いよいよ南米から新しくご紹介する生産国ボリビアのコーヒーがメニューに加わりました。
南米のなかにあってもコロンビアコーヒーの魅力は、「コロンビアマイルド」という言葉からもうかがえるように、南米らしさというよりも、むしろ南米のコーヒーらしからぬところにあると言っていいかも知れません。
南米を代表する、世界最大のコーヒー生産国ブラジル、そのブラジルコーヒーの魅力というと、甘く穏やかで優しい口当たりという誰もが好む「親しみやすさ」で、これは国際コンテストCOE入賞コーヒーに至るまで変わりません。
それでは、際立った南米の魅力を持つコーヒーとはどんなコーヒーなのでしょう、その答えが「ボリビアコーヒー」です。
残念なことに幾つかの事情から、ボリビアで国際コンテストCOEが催されなくなり、本当に魅力的なボリビアコーヒーが姿を消しまうような時期もあったのですが、当時の国際コンテスト入賞農園としてその名を連ねた、一級の農園から素晴らしいコーヒーをご紹介できることになりました。
今回ご紹介いたしますカストロ農園のコーヒーは、口に含むと、その滑らかな口当たりとともに、ライチの香りと甘味が優しく拡がり、甘さのなかにときどき顔をだすミントが追いかけてきます。
そしていよいよ後口にかけて、マカダミアナッツのようなコクのある余韻が、南米のコーヒーの魅力を堪能させてくれます。
アフリカはもちろん、中米のコーヒーとも違う、フローラルでもなくフルーティーでもない、南米らしい際立つ魅力とは、木の実が持つ、長い余韻に油脂分を感じさせるコクのある甘さ、香り、口当たり、その木の実のなかでも、カカオはもとより、ヘーゼルナッツやマカダミアナッツのような極上の木の実が放つ魅力を持つのがボリビアコーヒーなのです。
ボリビアコーヒーが持つ、南米らしさに溢れた魅力と美味しさをどうぞお楽しみください。

by hibaricoffee | 2014-08-14 01:01