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> え!自分で修理出来たの?

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内田さん、こんにちは。
内田さんのプロバットは、まだピカピカですよね。
ひばりこーひーの焙煎機は、はや2台目、1台目からバトンを受けて3年になりました。

修理はDKSHのメカニックの方に飛んで来ていただきましたが、故障したところが「温度計測」という焙煎で最も繊細で重要な部分ですので、お任せにせず一緒に作業させていただいたんです。

原因は、温度を計る部品(熱電対)の断線でした。
ただ、この熱電対の交換は、注意しないとちょっと取り返しのつかないことになりますので要注意なんです。

プロバットでは、熱電対の「挿入角度」と「挿入する長さ」がコンマ1単位で決まっています。
これがズレると、計測される温度が全く違う値になります。
実際、1台目のプロバットで大変な目に遭いました(苦笑)

取り付けも水平や直角を出すところは道具を使ってしっかり出す、組み込みが堅くてもツライチにしなくてはいけないところは道具や治具を使ってしっかり打ち込むなど、ついつい端折ってしまいがちなところを、何故必要かを説明しながら一緒になって作業を進めていただくことは本当に大切です。

ちなみに1台目の焙煎機は、ドイツ本社のメカニックの方とバラバラにしましたので、私もプロバットの構造はなんとなくながらも解っています。

熱電対の交換は、取り外す前に、取り付け位置をすべて測り、必要なところはマーキングして、新しい部品を、全く同じ状態に戻すように組み付けできるようにしてから作業を始めてもらいます。

余談ですが、肝心の必要な交換部品もすぐには用意できないことがあるので要注意です。
実際、今回はひばりこーひー自前のスペアパーツを使ったんですよ(笑)

焙煎機を購入したときに、熱電対からデジタル表示機まで、まるまる1系統分をスペアとして手元に揃えていたから助かりました。
写真をよく見ると、ひばりこーひーのプロバットには、タイマーの代わりにもう一つデジタルの温度表示機が付いているのがわかると思います。

この熱電対、3〜4年くらいで断線・交換というケースが少なくないそうですから一つくらいスペアとして余分に置いていても良いのではないでしょうか。
ひばりこーひーも少し早めでしたが、内田さんの焙煎ペースはあまたあるプロバットのなかでもひと桁くらい違うでしょうから、パーツの消耗も早くなりそうですものね。

ドラム後部のベアリングや、本体内の排気管など、そろそろ気になり始める部品も取り寄せてもらおうと思っています。

内田さんのプロバットにはまだお会いできていませんが、またひょっこり顔を出させていただきますね! :-)
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by hibaricoffee | 2013-09-03 01:35  

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